DETAIL
今季のアケヨスではアメリカを感じさせるアイテムが多く展開されています。
ネルシャツやスウェット、デニム。
例えばデニムは今ではアメカジの代表的なアイテムですが、基を辿ればその語源となったのはフランスでした。
かつて欧州から新大陸へ、全ては螺旋を描くように広まり独自に解釈され文化へと定着していったモノたち。
ヨーロッパルーツのアケヨスが解釈したアメカジアイテムです。
“Serge de Nîmes” セルジュ・ドゥ・ニーム
直訳するとニーム産の綾織物、盛んになった17世紀当時の生地はコットンではなくシルクやウールでした。
ロープ染色のデニムのようなムラ感のある生地を作れないか?
ここ尾州で選んだのはチャコールの紡毛のウールTOPでした。
ヨコ糸にはコットンシルクの無染色のナチュラルカラーの混紡糸を配置、ハード仕上げでパリッとしていますが、着用してこなれてきた時もタテ糸が紡毛のため毛羽が立ち非常に楽しみな生地
に仕上がりました。
仏ヴィンテージのいわゆる”ごま塩”のような雰囲気でありながら上品な仕上がりです。
型紙を引く人間なら一度は憧れるのではないか、フレンチピボットスリーブはそれくらい独特な形状だ。
立体裁断で洋服を作ってきた歴史の長い欧州らしい理由がそこにはあるのだろう。
ピボットスリーブを作りたい、そんなことで始まった企画です。
そこにオーバーラップしてきたのがジョージア・オキーフが好んで着用していたキモノ風のガウンコート。
ミニマムでモダン、そんなイメージで作製しました。
衿はストームカラーで少しスプリットしたようなデザインが今回は良いアクセントになりました。
裏地は米POLARTE社のフリース、実は前から興味があった素材でした。
天然繊維のような見た目は毛玉も目立ちにくく蓄熱保温もあり肌触りも良いのはフリースならではで真冬でも十分に着用が出来ます。
wool 64% cotton 29% silk 7%
lining polyester 100%
contrast wool 100%
SIZE(cm)
2
着丈 84 身幅 58.5 裄丈 88
個体差がありますので多少の誤差はご容赦ください。
168cm SIZE02着用