古い家屋から見つかった昭和初期のシャツを参考に作り、シルエットや丈、襟に至るまで、何度も微調整を重ねました。
袖は2枚袖にして立体感を出し、前振りになるようにしています。
後見頃には片方にタックを2本入れ、左右のタックの間に若干の’いせ’(縮ませること)を入れ膨らみを出しています。
袖開きはオリジナルでタックを施したもの。
裾開きには小さなガゼットを補強を兼ねて配置。小さいながらも存在感のあるアクセントになっています。
リネンとキュプラを合わせておもしろい組み合わせです。
やや透けている薄くてやわらかい生地ながらも、ハリがあります。
また縫製後水につけてみたところ、リネンとキュプラの縮率の違いによる縮みにより、凹凸が生まれ、良い陰影が備わりました。
ブラウンの大きな感覚のボーダーラインと滲んだようなこげ茶のチェック柄が上質な印象を押し上げていると感じます。
linen 70% cupra 30%
SIZE(cm)
48
着丈 78 身幅 57 肩幅 48 袖丈 60.5
個体差がありますので多少の誤差はご容赦ください。
168cm 着用
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