古い家屋から見つかった昭和初期のシャツを参考に作り、シルエットや丈、襟に至るまで、何度も微調整を重ねました。
袖は2枚袖にして立体感を出し、前振りになるようにしています。
後見頃には片方にタックを2本入れ、左右のタックの間に若干の’いせ’(縮ませること)を入れ膨らみを出しています。
袖開きはオリジナルでタックを施したもの。
裾開きには小さなガゼットを補強を兼ねて配置。小さいながらも存在感のあるアクセントになっています。
緯糸にDUPIONと呼ばれる節のある糸を使用したシルクシャンタン素材。
インドにて手織りされており、手織りならではの打ち込みとムラ感がGorsch好みです。織ったままだと、ハリと光沢感が少々強いかなと感じたので、2度水に付け天日干しし、脱水の前には手で揉みこんでみました。少しクタッと柔らかくなり表情が良くなりました。シワも表情の良さに一役買っていたので、プレスせずそのままにしました。
2度水通しした後は縮まなくなりました。ネットに入れて通常の洗濯で大丈夫です。
silk 100%
168cm
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